WING MAKER について


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    (WING MAKERの機能)

  • 本ソフトはラジコン飛行機などのほかハンググライダー、ヨットのキールやラダー、フォイルなどの翼型作図にもお使いいただけると思います。
  • ネットで公開されている翼型データベース(1600データ)からコピペして即リブを作図します。
  • 翼弦長、テーパー比、表皮材(SKIN/プランク材)の厚さなどを指定すると表皮、SKIN厚を差し引いたリブを瞬時に計算して作図します。
  • 翼厚を増減して元データのアレンジもできます。
  • 作図した結果はPNG/JPEG画像、エクセルファイル(CSV)、DXFなどのフォーマットで出力可能です。
  • これら一連の作業は3ステップ程度の簡単な作業のため数分で完成できますので実際にお試しください。

    本ソフト「wingmaker」は こちらからダウンロードしてください。解凍後、wingmaker.exeをクリックすると起動します。


1.本ソフトの基本機能(ボタン類の機能説明)

1−@ 起動画面

    《 簡単ですので実際に動かしてみてください。》

    本ソフトを起動すると下図のような画面が現れます。 (データは前回使用したものが表示されます)
    (画面左上から各種ボタンの説明)

  • 《UIUCのサイト表示》
    UIUC(アメリカ、イリノイ州立大学 アーバナ・シャンペーン校/ University of Illinois at Urbana?Champaign)のサイトの中の翼型データベースページを表示します。(ネット環境が必要です)
    ここには約1600個の翼型が収納されています。データを選択してドラッグします。(使い方は後述)

  • 《ペースト》 ボタンをクリックすると上記で選択したデータがソフトに取り込まれ、数値データ、翼型データ画像を表示します。

  • 《原データを登録》 数値表の下にあるこのボタンをクリックすると現在表示されているデータが記録されます。(次回からはUIUCサイトを開く必要はありません)

  • 《登録リストから開く》 ボタンをクリックすると上記のように過去に登録したデータのリストが表示され、その中からデータを読み込みます。
  • 《リブを作成》 ボタンを押すと作図画面が出ます。(次項で説明)
    (画面右下の)
    「画像ファイルを見る」で保存済みのjpg画像を表示します。
    「表計算ファイルを見る」で保存済みのcsvファイルを表示します。(エクセルなどのスプレッドシートソフトが必要です)
    「DXFファイルを見る」で保存済みのDXFファイルを表示します。(CADソフト、もしくはアドビ_イラストレーターなどが必要です。

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1−A 作図画面


    起動画面で《リブを作成》ボタンを押してこの画面を出します。

    画面右の各数値を変えてから「描画」ボタンを押して求めるサイズの翼型を作図します。

    詳細は次項「実際の操作例」で説明します。

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2.実際の操作例

2−@ UIUCのデータベースサイトから翼型データ取り込み

    (ここでは「EPPLER 174」の作図操作の例を書きます)

    起動画面で《UIUCのサイト表示》ボタンを押してUIUC(イリノイ州立大学)の翼型データベースサイトを出します。



  • 希望する翼型の頭文字「E」を選択すると「e」のリストが出ます。(上図の1)
  • [e174]の行を探し出します。 [e174.dat]を押すと数値データが(下図左)、[e174.gif]を押すと翼型の画像が表示されます。(下図右)


  • データのコピー
    本ソフトで必要なのは「数値データ」です。 「e174.dat」を押して上図左のように数値データを表示します。
    このデータを全てドラッグして色が反転した状態で右クリックすると「コピー」のメニューがでます。「コピー」を押せばドラッグしたデータがクリップボードにコピーされます。

  • 本ソフトにペースト
    本ソフトの起動画面で「ペースト」ボタンを押せばクリップボードに記憶してあるデータが本ソフトに取り込まれ、同時に元データが作図されます。


  • 画面左下にある《原データを登録》ボタンを押すとこのデータが登録され、次回からUIUCのサイトを開かなくても見ることができます。

    取り込みが済んだら《リブの作成》で次に進みます。

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2−A リブを作図


    《リブを作成》ボタンを押すと取り込んだデータにより下図のような図面ができあがります。 
    画面右側の各種数値欄の数値を選択/書き込んでから「描画」ボタンを押せば設定値に従って作図されます。


    (各種設定値)
  • 翼弦長(ROOT CHORD): 希望する翼弦長を入力します。 テーパー翼の場合は根元の翼弦長を入力します。
  • SKIN材(プランク材)厚さ: 例えば厚さ2mmのバルサを張ろうとする場合は「2」を入れると表面から2mm削いだリブが作図されます。
    SKIN厚がほとんどゼロの場合は「0」を入れます。
  • 翼厚を変更: 必要に応じてデータベースをアレンジして翼厚を変更します。チェックを入れて元データに対する比率(%)を入力します。
  • 桁(SPAR)の位置表示: バルサなどで実際のリブ作成時には桁の切り込み位置の参考になります。

    (テーパー翼)
  • テーパー翼: テーパー翼の場合はこの項目にチェックを入れます。(入れなければ1枚のリブだけ作図します)
  • 翼弦長(翼端): 翼端の翼弦長を入れます。
  • 翼厚を変更: 必要に応じてデータベースをアレンジして翼厚を変更します。チェックを入れて元データに対する比率(%)を入力します。
  • 全リブ数:    根元と翼端のリブを含む全リブ数を入れます。中間のリブは比例計算で作図されます。

    (描画色選択など)
    SKIN、リブなどの描画色、目盛り線のあるなし、データポイント(原データから計算されたポイント)表示の有無などを選択します。

    以上の各項目設定後、「描画」ボタンを押せば設定データが反映された画像が作図されます。

  • 《画像ファイル出力》ボタンを押すと表示されている画像をJPEGフォーマットで記録し、jpegに関連付けされた画像ソフトを立ち上げます。
    このソフト上で必要に応じて印刷などの処理をしてください。画像の下には物差しがありますので拡大率を計算してコピーすれば原寸の紙の図ができます。
  • 《表計算ファイル出力》ボタンで計算されたリブのデータをCSV形式で出力します。エクセルなどの表計算ソフトがあればそこで編集、作図なども可能です。

    (エクセルなどのスプレッドシートへの出力例)


  • 《DXFファイル出力》ボタンでDXF形式の作図データを出力します。CADソフト、アドビのイラストレーターなどのソフトがあればそこで編集、印刷なども可能です。
    特にサイズが大きい場合、作図の精度を要求される場合などはDXFでの出力がお勧めです。 CADなどのソフト上で各種のアレンジや原寸大の印刷などができます。

    (アドビ イラストレーターの表示例)


  • ファイル名の付け方は,例えばE174のPNG画像ファイルの場合
    ・E174_150.png ---- E174で翼弦長が150mmでテーパーなし。
    ・E174_150x100x10.png ------ テーパーありで根元翼弦長が150mmで翼端が100mmでリブ数が10。
    ・E174_150x100x10_95x90.png ------テーパーありで根元翼弦長が150mmで翼端が100mmでリブ数が10。根元の翼厚比が95%で翼端が90%

    のように自動的に命名して提案します。 必要に応じて使用者が分かりやすい名前にして保存してください。
    CSVファイルもDXFファイルも同じルールで自動命名します。
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3.READ ME (ファイルの解凍、ソフトのインストール、アンインストールなど)

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WingMaker
by Digital Data Supply
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1.ダウンロードしたファイルの解凍とフォルダー構成
  1. ダウンロードした「WindMaker.zip」ファイルを解凍ソフトで適当なフォルダーに解凍してください。
  2. 解凍すると次のようなフォルダー構成になります。(例: D:\に解凍したとします)
         
                                    |-- DXF             ---> DXFファイルフォルダー(CADデータ)
                        |--- DATA --|--- HELP            ---> HELPフォルダー
                        |           |--- PICTURES        ---> 作図を保存したフォルダー
                        |           |--- SPREADSHEET     ---> 作図した数値データのフォルダー(CSVファイル)
        D:\WingMaker ---|           |--- WINGLIST        ---> 登録したUIUCの元データのフォルダー
                        |           |--- lastdata.txt    ---> 前回見ていたデータが入っています
                        |
                        |--- WingMaker.exe  =============> ソフト本体です。これをクリックしてソフトを起動します。         
    
    
       (フォルダー構成は変更しないでください。移動する場合は親フォルダー(WingMaker)ごとまとめて移動は可能です)    
2.インストール、ショートカットの作成
  1. 本ソフトはインストールしないで起動できます。エクスプローラで解凍した本ソフト「WingMaker.exe」をクリックすると起動します。
  2. エクスプローラから「WingMaker.exe」を右クリックして「[スタート]メニューにアイコンを追加」をクリックするとスタートメニューにアイコンを追加できますのでここからの起動も可能です。
  3. エクスプローラから「WingMaker.exe」をドラッグしてデスクトップ上にドロップするとデスクトップにショートカットが作られます。このアイコンからの起動も可能です。

3.アンインストール
  1. 本ソフトはインストールの必要はありませんので不要になったら単にフォルダーごと削除してください。 他には全く影響を及ぼしません。

4.免責事項
  1. 本ソフトは自己責任によりご使用ください。本ソフトによって生ずるいかなる障害に対しても責任を負いかねます。

    ご質問、ご要望などありましたら こちらからお問い合わせください。
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