星の画像抽出ソフト「star picker」のダウンロード

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「 starpicker 」はここからダウンロードしてください。

    (ダウンロードから起動までの手順)

  • 上欄より適当なフォルダーにダウンロードしてください。
  • ダウンロードした「starpicker.lzh」を解凍してください。解凍すると「starpicker」フォルダーが作成され
    ・starpicker.exe  (ソフトウエア本体)
    ・starpicker_help (HELPフォルダー)  が展開されます。
  • この中から「starpicker.exe」をクリックするとこのソフトが起動します。(インストールの必要はありません)


  • 本ソフトはインストールしないで起動できますのでレジストリなどはいじりません。
  • 従ってアンインストールは単に「starpicker」フォルダーを削除するだけでOKです。

  • ショートカットは「starpicker.exe」を右クリックして「ショートカットの作成」でショートカットを作成し、デスクトップの適当な場所にドラッグ_ドロップしてください。

  • バグとかリクエストなどありましたらここからご一報ください。(件名は変更しないでください)


Star Picker について

(C) Digital Data Supply


1.サンプル画像で基本操作説明

    《 簡単ですので実際に動かしてみてください。》

  • 本ソフトを起動すると下記のようなサンプル画像が現れます。(他の画像が出ていたら「画像選択」を右クリックでこの画像が表示されます)
    この画像を使って画像処理の例を説明します。
    《設定値やボタンなどの説明》

  • 「しきい値」=周囲の明るさに対してどれだけ明るさのものを星として採用するかを指定します。
    ノイズの多い画像(ISOを大きくしたもの、長時間露出のものなど)はノイズを拾わないようにしきい値を高く設定します。
    コンパクトデジカメで「夜景」モードで撮影されたものなどは比較的ノイズが少ないのでしきい値を下げて設定します。

  • 「明るさ+」=星として認識された時に原画に対してどれだけ明るくするかを設定します。

  • 「彩 度±」=プラスにすると星の色を際立たせることができます。マイナスにするとモノクロに近くなります。

  • 「明るい星を拡大」 明るさ+で明るくしますがこれにチェックうを入れると一定の明るさ以上になった場合は面積を拡大して描画します。
    加工前に際立っていた星も全体が明るくなると目立たなくなりがちなのでそれを防ぎます。

  • 背景-「原画に上書き」 にチェックを入れると原画の上に星を明るくして描画します。 地上の物体などを残したりすることができます。
  • 背景-「指定色」にチェックを入れると背景を指定した色で埋め、その上に採用された星を描画します。その用途は
    ・高いISO感度で長時間露光したときなどは背景も明るくなってしまうので背景を暗くする。
    ・他の夜景画像に星を合成したいときなどに背景を一定の指定色(例えば透過色*)で埋める。 などに使えます。
      (透過画像の作成、合成などには他のソフトウエアが必要です)
    なお背景色は「指定色」の右にあるカラーパレットをクリックして変更できます。

  • 「標準設定」 大体の標準的な設定値に戻します。最初はこの設定値からスタートして各パラメーターを変えて適当な画像を作成してみてください
    (しきい値=10、 明るさ+=30、 彩度=0、 明るい星を拡大にチェック になります)

  • 「全画面描画」 上記の条件を画面全体に適用して全画面を描画します。まずこれで全体を描画して実例を次項でトライしてみます。

    《基本操作の実例》

  • 「全画面描画」ボタンを押して全画面を描画し、若干の操作で下図のような画像を作成していきます。
    描画のやりかたは「全画面描画」ボタンで全画面を描画する方法と「Shift+左ドラッグ」により囲まれた範囲を指定した条件で描画する方法があります。また「Shift+右ドラッグ」でその範囲を元の画像に戻すことができます。ここでそれらを使って処理してみます。

  • この原画を使って「全画面描画」ボタンで描画すると全画面が描画されますが、同時に画面下の夜景も加工処理されます。
    そこで元に戻したい画面下の部分を「Shift+右ドラッグ」で元に戻し、また飛行機の航跡と思われる箇所も元に戻すと上記のような星のある夜景が復元します。

  • これと同じ画面を作成するには「全画面描画」ボタンを使わずに「Shift+左ドラッグ」で星のある部分だけ囲むことにより同じ結果が得られます。

  • 「Shift+ドラッグ」を使うと画面の一部分だけを他と異なる条件で設定してその部分だけを処理することもできます。

    以上の操作で検出された星の数は画面右下に表示されます。(この例では1453個)
    また見せたい星が見えているか、またノイズを拾っていないかなどを検証して各設定値を決定します。

  • 右下にある「保存」ボタンを左クリックするとその左に表示された画質(10-100)でJPEG画像を保存します。
      また「保存」ボタンを右クリックすると関連付けされた画像処理ソフトを起動し、処理された画面を表示します。
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2-@ 暗い画像の処理の実例

  • 「画像選択」ボタンで画像ファイルを選択します。(ここで使うサンプルの暗い画像は「SamplePictures\Sample1_暗い画像.JPG」に入っています)
    また、画像ファイルをドロップすることにより画像をロードすることもできます。

    画像ファイルを選択したら「原画のサイズのまま処理する」方法、もしくは「リサイズしてから処理する」方法を選択します。 もしも使用する画像のサイズが決まっていたらリサイズしてから処理したほうが処理速度は高速になります。またリサイズ(縮小)してから処理すると使用するメモリが大幅に節約できますので搭載メモリーが十分でない場合にはリサイズしてから処理するすることをお勧めします。
  • 通常はデジカメで撮影された原画には撮影日時、ISO速度、シャッター速度、焦点距離などの情報(Exifデータ)が入っています。このデータを画像の下部に記載することができますので必要であれば「撮影データを画面下に表示する」にチェックを入れます。
    これでOKであればOKボタンで画像を読み込みます。

《暗い画像の原画》
  • 上記画像は古いコンパクト・デジカメを使って夜景モードで撮影されたおうし座付近の画像です。
  • しきい値の設定: 撮影データは夜景モード(自動)で撮影されたもので ISO=400 露出時間=4秒 F=3.3 となっていました。ISOも低く露出時間も短時間のためノイズレベルは極めて低いためしきい値はかなり低くすることができると考え試行錯誤で4に設定してみました。
  • 明るさ+値の設定: 原画がかなり暗いため70に設定して描画してみました。色々な設定値でお試しください。
  • 「明るい星を拡大」にチェックを入れて基準となる星を際立たせようとしてあります。
  • 背景: 十分に暗い画像なので原画に上書きとしました。

  • 以上で「全画面描画」をクリックすると次のような画像が描画されます。 この条件で星として検出された数は「星検出数」の欄に表示されます。(この例では659個) この画面は縮小してありますが拡大すると沢山の星が検出されています。
《処理後の画像》
  • 上記条件で星として検出された数は「星検出数」の欄に表示されます。(この例では659個)
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2−A 明るい画像の処理の実例

  • 「画像選択」ボタンで「SamplePictures\Sample2_明るい画像.JPG」を選択し、原画サイズで進めてみます。
  • 上記画像はデジカメ一眼で撮影されたオリオン座付近の画像です。
  • しきい値の設定: 撮影データは ISO=6400 露出時間=10秒 F=4.5 で撮影されたもので全体が明るく撮れています。ISOが高こともあって拡大してみると(マウスホイールで拡大/縮小)ノイズレベルは若干高く、またかなり多くの星が写っています。このためしきい値を上げないと星だらけになってしまうのでしきい値は試行錯誤で20に設定してみました。
  • 明るさ+値の設定: 原画が明るいため10に設定して描画してみました。色々な設定値でお試しください。
  • 彩度: 星には色がありますので若干強調して+20にしてみました。
  • 「明るい星を拡大」にチェックを入れて目立つ星を際立たせようとしてあります。
  • 背景: 全体に明るすぎるので背景を暗い色の指定色としました。

    以上で「全画面描画」をクリックすると次のような画像が描画されます。
    しきい値を高くしたので星の検出数は409個になりました。
《処理後の画像》
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2−B ちょっと複雑な処理 (市街地で地上の夜景などがある場合)

  • 「画像選択」ボタンで「SamplePictures\Sample3_住宅街.JPG」を選択し、原画サイズで進めてみます。
  • 上記画像はデジカメ一眼で撮影された住宅街を入れたふたご座付近の画像です。露出は夜景が写る程度に抑えてあり、星は画像からはあまり見えません。
  • ノイズも少ないのでしきい値=6、明るさ+=50、 彩度=±0、 星を拡大 の条件でまず「全画面表示」で描画しました。
  • 次にShift+右ドラッグで建物などの地上の風景を原画に戻しました。
  • 画面右下の薄い雲のかかった部分の星は拡大されていて不自然なので「明るい星を拡大」のチェックを外してその部分だけ「Shift+左ドラッグ」で拡大しないようにしました。
  • 画面中央のちょっと左下に飛行機の筋があるのでその部分を「Shift+右ドラッグ」で原画に戻しました。
    以上で下記のような画像となりました。このときの星の数は265個となりました。

《処理後の画像》
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2−C 満月周囲の星空の処理例

  • 「画像選択」ボタンで「SamplePictures\Sample4_満月.JPG」を選択し、原画サイズで進めてみます。
  • 上記画像はデジカメ一眼で撮影されたてんびん座の中に入った満月の周囲の土星、おとめ座、からす座、こっぷ座が入っているはずの画像です。
  • ノイズも少ないのでしきい値=5、明るさ+=50、 彩度=±0、 星を拡大 の条件でまず「全画面描画」で描画しました。
    月の周囲でも不審な星も見当たらず、星図ソフトと比較しても問題なさそうなのでそのままとしました。
《処理後の画像》
    満月を消したい場合は背景を指定色にすると良いでしょう。
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3.星図ソフトを参照して処理画像の検証 (星図ソフトのダウンロードなど)

  • 処理した画像を見てみると肉眼では見えていなかったものが沢山出現して、もしやノイズを沢山拾ってしまったのではないかとの疑念が生ずることがあります。こんな時は星図ソフトを立ち上げて比較し、実在の星であることを確認してしきい値などを設定すると確実です。
  • また沢山の画像をアニメなどにしてみると一時的に現れたノイズなのかも判定できます。
    こうして検証してみるとほとんどが実在するものであったと安心できるかと思います。

  • 星図ソフトのダウンロードとインストール
    強力な無料の星図ソフトは沢山あると思いますがここでは下記の2つを紹介させていただきます。ダウンロードしてソフトの指示に従ってインストールして下さい。本ソフトに登録すると本ソフトから星図ソフトが起動できるようになり、撮影日時のデータを貼り付けて撮影時の空を簡単に再現できます。

    ・SkyChart V Demo (Southern Stars Systems製/英語) --- 無料版のダウンロードは こちらから。
    ・Sky Chart / Cartes du Ciel (SourceForge/英語) --- 無料版のダウンロードは こちらから。

    インストールが完了したら各ソフトのHELPに従って観測地点の位置情報を登録しておいてください。

  • StarPicckerに星図ソフトの登録---ここでは簡便な「SkyChart V Demo」を使った例を紹介します。
    ・ダウンロードが完了し、位置情報の登録が完了したらStarPicker(本ソフト)を起動して本ソフトの左上にある「星図ソフトの起動」ボタンをクリックしてください。 ・次のような画面が出ますので「登録」ボタンを押してインストールした星図ソフトを選択してください。(通常は 「C:\Program Files (x86)\SkyChart III Demo\SkyChart III Demo.exe」にあるはずです)これで「OK」を押せば本ソフトに登録されます。下図は登録したあとの画面です。
    複数のソフトを選択してその中から選択したソフトを起動することも可能です。


  • 「星図ソフトの起動」ボタンを押して選択された星図ソフトを起動します。この際、クリップボードに撮影日時のデータが自動的に記憶されます。撮影日時のデータは日時形式がユリウス暦通算日数のどちらかを選択可能です。SkyChart V Demoの場合は日時形式、Sky Chart / Cartes du Cielの場合はユリウス暦にすると星図ソフトへ貼り付けるのが簡単です。

  • 星図ソフト(SkyChartV Demo)が起動したら「Computation」→「Date & Time」をクリックすると日時設定画面が出ます。この画面の「Local date & time」の欄はすでにハイライト(青くなっている)されていますのでここに自動的にメモリされた撮影日時を貼り付けます。これでOKを押せばSkyCartVには撮影日時の空が再現されます。方位と高度を調節して撮影された範囲を表示します。

  • 前項のサンプル「2−C 満月周囲の星空の処理例」を使ってStarPicker(本ソフト)で処理された画像とSkyChartVで表示された画像を比較してみます。
    下図の上半分はSkyChartVで表示されたおとめ座付近のもの、下半分はStarPicker(本ソフト)で処理された画像に比較のために星座の線を入れてみたものです。ノイズを拾っているかどうか、などはこのように比較してみると確認できます。

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5.READ ME (ファイルの解凍、ソフトのインストール、アンインストールなど)

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      星抽出ソフト ’StarPicker' について

   copyright(C) Digital Data Supply

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  • ソフトの機能
    撮影されたJPEGの夜景画像に写っているはずの星を明るく見えやすくします。

  • ソフトのインストール/アンインストール
    @ダウンロードした「StarPicker.lzh」を適当な場所に解凍してください。
    A解凍すると「StarPicker」フォルダーが作成され、次のファイル/フォルダーが入っています。
    ・StarPicker.exe: アプリケーション本体です。
    ・readme.txt   : この画面と同じ内容のテキストです。
    ・「HELP」フォルダー:       現在ご覧のフォルダーです。
    ・「SamplePictures」: サンプル画像が入っています。
    ・「controldata」フォルダー: 設定データがここに入っています。

    B同ソフトはインストールしないで使えますのでコピーしてどこにでも置いてください。
      (従ってアンインストールもただ消去するだけでOKです) 必要に応じてショートカットを作成、配置してください。

  • 操作
    @「StarPicker」フォルダーの中にある「StarPicker.exe」をクリックすると起動します。
    A起動すると各ボタンなどにマウスを移動すると操作手順が表示されます。
      また「?」ボタンを押すとHELPが出ますのでそれを参考にして下さい。
      なお「HELP」フォルダーにある「index.html」をクリックしてもご覧いただけます。

  • 動作環境 (動作確認済みのOS)
    Windows XP, 7, 8
    画像フォーマットはJPGのみ対応しています。

  • その他
    ・大きな画像でメモリが不足が生じた場合はリサイズして処理してください。
    ・本ソフトウエアはDegital Data Supplyが提供するフリーソフトです。
    ・本ソフトウエアの著作権はDegital Data Supplyにあります。
    ・本ソフトウエアにより作成された画像などはご自由にお使いください。
    ・当サイトの利用により生じた損失や損害などについてはいかなる場合も一切の責任を負いません。

    以上
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