「どこでもヨットレース」
(ブラウザ編のHELP)

   (e-yacht Ver. 11.3)
  Digital Data Supply Ltd.

目     次



起動してみる

    CD-ROMの場合はCD-ROMをドライブに入れれば通常は自動的に「どこでもヨットレース」が起動します。(起動しない場合はeyacht2010.exeをダブルクリックして起動してください。CD-ROMの場合は以下を飛ばして次に進んでください。

  • 配信されたファイルを保存
    ・メールで配信された場合は添付ファイルを右クリックして「全て保存」または「名前をつけて保存」を選択し、適当なフォルダーを選んで保存します。
    ・ホームページからダウンロードする場合も同様にダウンロードしたいファイル名を右クリックして適当なフォルダーを選んで保存します。

  • ファイルを解凍
    ・通常配信されたファイルはZIP形式、またはLZH形式などで圧縮されていますのでこれを解凍します。LZH形式の場合は解凍ソフトが必要です。 圧縮ソフトは各種ありますがここでは一般的に広く使われていて無料で入手できる定番ソフトは下記から入手できます。
    (解凍ソフト Lhazは http://www.chitora,jp から)

    ・圧縮されたファイル(例えばabc.zip)をクリックすると数秒で解凍され、例えば下記のようなフォルダーが作られます。



  • ソフトを起動
    ・上記フォルダーの中にある「eyacht2010.exe」をダブルクリックするとどこでもヨットレースソフトが立ち上がり、レース画面が表示されます。

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レースを観戦する (1.航跡自動追尾画面)

起動画面の説明

レース画面は左から「軌跡画面」、「サムネール」、「ボートリスト」、「表示切替パネル」と説明の便宜上の命名をしておきます。

  • 軌跡画面
    ・コンパス(画面左上):表示画面の方位を示します。 この中にある赤丸は風向を示します。
    ・「CT(Corrected Time)Mode」(画面上中央):修正時間で表示されていることを示します。(画面下中央のボタンで実時間モード(ET)と切り替え可能です。この表示は時間修正係数が入っている場合だけ表示されます)
    ・軌跡画面でマウスを右から左に移動していくと艇名、艇速、比較ライン(風向に直角の線)が表示されていきます。
    ・軌跡画面でマウスを下に移動すると平均速度より速い艇の航跡が赤くなります。(どの海面が速く走っているかがわかります)
    ・右下の時計は時刻を表します。そのすぐ上の「TIMER/ON」ボタンを押すとストップウォッチが時間計測を始めます。再度押すと停止します。マーク回航の時間差などの計測ができます。
    ・風向、風速のファイルが添付されている場合は画面左上に風向のグラフが表示されます。風のファイルが入っている場合にマウスを画面上に移動すると海図上に風向の矢印が出て風向、風速を表示します。

  • タイムバー
    ・タイムバーにはUP Windのコースは灰色に、Down Windは灰色で表示されます。また昼間は黄色で、夜になるとブルーで表示されますので時間帯やコースのどこを示しているかがわかります。
    ・タイムバーにマウスを乗せるとその時間が表示され、またサムネール画面にその時刻の各艇の位置が表示されます。
    ・タイムバーをクリックすると表示された時刻に時間がジャンプします。
    ・タイムバーを右ドラッグするとドラッグした時間帯のシーンを繰り返して表示します。例えばスタート前の位置取りシーンやマーク回航シーンを繰り返して見ることができます。再度タイムバーを右クリックすると繰り返しを中止します。

  • ボートリスト
    ・ボートリストのチェックボックスにチェックが入っている艇を表示します。除外したい場合はチェックを外します。
    ・特定の艇にマウスを移動するとその艇がハイライト(強調表示)されて表示されます。
    ・特定の艇をShift+左クリックするとその艇が常時ハイライト(強調表示)されます。
    ・特定の艇を1艇だけ表示させるにはその艇を右クリックします。
    ・(クラス分けされている場合)クラスのチェックボックスにチェックを入れるとクラス全体にチェックが入り、外すとクラス全体のチェックが外れます。
    ・ボートリストの上の欄にある「艇名」をクリックすると全艇、全クラスにチェックが入ります。

  • 表示切替パネル
    ・「レースファイル名」で見たいレースを選択し、「表示」ボタンで表示するレースを切り替えます。
    ・「自動切換」にチェックが入っていると掲載されているレースを順次自動的に切り替えて表示します。
    (上記例は複数のレースデータがある場合のものです)
    ・「Page」:「軌跡」はレースの軌跡、「グラフ」はボートコースと艇速のグラフ、「解析」は速度や帆走距離などのグラフ+エクセルのデータ表示が出ます。これらは別途説明します。
    ・「表示方位」:北を上に表示するか、風向を上に表示するかを選択します。通常はオーシャンレースの場合は「北が上」、ラウンドブイの場合は「風向」を選択します。
    ・「軌跡追尾」にチェックが入っていると全艇が画面内に納まるように縮尺を自動的に計算して表示します。
    ・「軌跡追尾」のチェックを外すと全艇の全軌跡表示画面となります。(これは別途後述)
    ・「レイライン」にチェックを入れるとマーク、ラインの上下にレイラインが表示されます。
    ・「比較線」にチェックを入れると風向に直角の線が入り、各艇同士の優劣がわかります。
    ・「艇名表示」にチェックが入ると全艇の名前が表示され、外すと消えます。
    ・表示される艇のサイズは縮尺に比例して表示されますので通常はかなり小さくなります。「艇拡大」にチェックが入っていると艇のサイズが実際より大きく表示されます。
    ・「小画面」はYouTubeなど動画サイトにをUPするときに適したサイズに表示されます。WEBサイトに動画画面を表示するとダウンロードしないで手軽に見せることが可能となります。(詳細別途)
    ・「GoogleEarth」ボタンを左クリックするとGoogleEarth上にコース全体の航跡が表示されます。
    ・「GoogleEarth」ボタンを右クリックすると現在軌跡場面に表示されている各艇の位置がGoogleEarth上に表示されます。(下図)

    (これらを表示するにはGoogleEarthがインストールされている必要があります。インストールはGoogle Earthのダウンロードサイトからダウンロードできます。)(無料)

    ・「GO/STOP」ボタンでレースの進行を止めたり戻したりできます。また、+/−ボタンで一こま送りも可能です。
    ・「Sea Color」では海面の色を変更できます。「AUTO」では昼夜の時刻に応じて自動的に海面の色が変わりますが、チェックを外すと室内の照明のコンディションに対応して見やすい色を加減できます。
    ・「ZOOM」のスライドバーで表示範囲を拡大、縮小できます。
    ・「SPEED」のスライドバーでプレイスピードを1倍から600倍まで変化できます。

    ・星条旗をクリックすると英語モードになります。(この場合は艇名は入力した名前のままです)

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レースを観戦する(2.動きを止めて詳細を見る)

    表示切替パネルの右側にある「自動追尾」のチェックを外すと下記のように全航跡が表示されます。



  • 軌跡画面を左クリックするとクリックした地点を中心に縮尺を拡大します。右クリックするとクリックした地点を中心に縮小します。
  • ボートリストの艇名にマウスを移動するとその艇の航跡がハイライトされます。
  • ボートリストにチェックが入った艇のみの航跡が表示されますので、特定の艇だけ見たい場合は右クリックします。
  • 全艇にチェックを入れるには「艇名」の欄をクリックします。
  • 軌跡画面でShift+左でドラッグするとマウスを移動した距離、方位を計測できます。艇間の相対位置の計測、帆走角度の計測などに使います。

  • タイムバーをクリックするとその時刻の位置にジャンプします。
    (あとは大体「自動追尾」と同じです)

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ボートコース、艇速の比較グラフ


    表示切替パネルの左側にある「グラフ」にチェックを入れると下記のようにボートコース、艇速のグラフが表示されます。



  • ボートリストの艇名にマウスを移動するとその艇のコース、艇速のグラフがハイライトされます。
  • ボートリストの艇名にチェックの入った艇のグラフのみグラフが作成されます。 特定の艇だけ見たいときはその艇を右クリックします。
  • 全艇にチェックを入れるには「艇名」の欄をクリックします。

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解析画面で艇速やコースを解析

  • 表示切り替えパネルにある「解析」をクリックすると下図のようなグラフが出ます。


    図は左上が全レース 左下がUP WIND、右下がDOWN WINDに分かれています。
    グラフは縦軸が時間、横軸が帆走距離を表しています。



    レースは時間が早いほうが勝ちです。 時間=距離/速度  即ち同じ速度ならば距離を短く、ということになります。
    距離を短くする要因はUP WINDコースの場合、上り角度の向上と風の触れを賢くつかむ、ということになると思います。

  • この画面でもマウスをボートリストに移動するとその艇のデータがクローズアップされます。
  • またボートリストにチェックを入れると表示され、チェックを外すとグラフから除外されます。
  • 更に詳細な数値データは画面左上にある「Excell Table」ボタンを押して表示します。(Microsoft Excell(R)が必要です)
    詳細はここをクリックしてお試しください



  • この数表には次のようなデータがあります。
    @レグ毎の帆走時間、レース全体の帆走時間、距離、平均速度
    A各マーク毎の順位
    Bレグ毎の帆走距離
    Cレグ毎の速度
    D上記のまとめ。 (UP DWON別の時間、距離、速度解析)

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動画サイト用の動画作成

    本ソフトの配布方法は別途編集機能付きのソフトで編集してWEBサイトで流したりメールで配信することができますが、その場合は一度ダウンロード、解凍という作業が必要ですが、YouTubeなどの動画サイトにUPしておけばそのアドレスをクリックするだけでレースを見せることができます。動画の画質は限度がありますがサイト訪問者がクリックするだけで気楽に見ることができ,、またMAC/WindowsなどのOSを問わずに見れます。サンプルはこちらにあります。 ここではその手順、やりかたなどを説明します。

    動画サイトへ掲載の手順は(YouTubeの例)

  • 動いている画面を動画として保存します。
    @動画にする方法は動画キャプチャーソフトを使います。このソフトは各種あるようですが当方では窓録というソフト(無料)を使わせてもらっています。
    A動画は大きなファイルサイズとなりますので画面サイズは限定されます。通常は800x480、600x480程度が実用サイズかと思います。「どこでもヨットレース」の表示切替パネルにある「小画面」ボタンをクリックすると小画面となり、サイズを変更できます。
    B表示されている小画面を「窓録」でキャプチャー範囲を指定してavi形式で保存します。なお表示時間は10分以下になるようにPlaySpeedを調整するのが実用的かと思います。

  • この動画ファイル(avi形式)を動画サイトにUPします。(以下YouTubeの例)
    @まずYouTubeのアカウントを取り、サイトへUPできるようにメンバー登録します。参考サイトはメンバー登録の説明アカウントの作成ページなどがあります。

    A取得したアカウントで出来上がった動画ファイルをUPします。
    UPには数10分の時間が掛かります。UPしてからやはり数10分後に先方の処理が終わり、正式にサイトのアドレスが出来上がります。 このアドレスをご自身のホームページで参照するとクリックだけで動画が出てきます。
    また、ご自身のホームページにこの動画をはめ込むことも可能です。
    一連の詳細につきましては上記関連のサイトにある記事をお読みください。

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